干し野菜、あるいは干し果物作りのススメ
最近のイチ押し、 #ドライイチゴ簡単にできるし、何より香りがとてもいいですよ?食べるのもったいない(笑)下は柑橘類。みかんとレモン。これはなかなか扱いが難しいです?#干し果物 #ドライフルーツ
「干す」という行為がこんなに楽しいとは思わなかった。
洗濯物を干す、布団を干す、傘を干す、子どもの靴を洗って干す…。
大体こんなところか。
やらないと後で困ったり、Nさんから怒られたりするので、渋々干していたのだけど、ここのところ、自分の中の「干したい欲求」が収まらない。
といっても、干すのは食べ物。
干し野菜というと、何となく「乾物」を思い浮かべる人が多いような気がする。
切り干し大根とか、干ししいたけとかね。
私も当初は、使い切れなかったり大量にもらったりした野菜を、カラカラになるまで干して、使うときには水で戻すような面倒なものを想像していた。
だから、干し野菜にできる野菜って限られているのだろうな、と。
でも、どうやら違っていた。もっと手軽で、想像していたよりずっと幅広かった。
にんじん、玉ねぎ、大根、かぶ、トマト、春菊、ほうれん草、小松菜、さつまいも、しめじ、しいたけ、えのきだけ、しょうが、にんにく…。葉物でも根菜でも果菜でも芋でも豆でも、何でもOK。あ、豆はまだやったことないが、多分問題ないと思う。
天気のいい日に布団を干す感覚で、カットしてあれこれベランダに出しておく。
3~4時間も干せば、いわゆるセミドライ状態になり、味の濃い野菜が楽しめる。
しょうがやにんにくは、カラカラになるまでしっかり干してから、ミルサーで砕いて粉末にしても使いやすい。はまっている人なら分かってもらえると思うが、とにかく色々なものを干してみたくなる。
で、野菜に飽きたらず、果物にも手を出してみた。
果物は、野菜のように半干しではなく、完全に水分が抜けるまで干す。ドライフルーツ。
市販のドライフルーツは、保存の関係で例外なく砂糖だったり油だったりで加工されているので、意外とカロリーが高いのだが、自分で作って消費する分には何も添加する必要なし。
どれだけ食べても果物そのまま食べるのと一緒なので、ヘルシーなことこの上ない。食べごたえがあるからおやつにちょうどいい。
スーパーで見切り品になっている安いものを仕入れてひたすら干す。
▲干しバナナ、あるいはバナナチップ。食感が干しイモっぽくて、なかなか味わい深い。フルーツグラノーラなんかにもいいのかも。
今のところおすすめは干しイチゴ。ごくごく薄切りにして、干す。室内に干しているとイチゴの香りがすごい。子ども達もテンションが上がる(食べられないのに)。
カラカラになると花びらのようで、紅茶なんかに浮かべてもいいかも。
柑橘系はトライアル中。どうも水分が多くてなかなか乾かない。でも干しみかんって魅力的。
最近料理に目覚めてきたRさんも、手伝ってくれるようになった。今朝から干しラ・フランスに挑戦中。
近頃は、平日は家に帰ると、フルーツの乾き具合を見てニヤニヤ。
週末は朝から夕飯用に野菜を干し、スーパーで安い果物を買ってきてはスライスして干す生活。
Nさんからは相変わらずお金のかからない趣味を見つけるよね、と、いつもの呆れ気味の褒め言葉(?)をいただいた。
興味があれば、ぜひやってみていただきたい。