スイカ食べつくしセール ~その2:スイカピューレからのギモーヴ~
「スイカ食べつくしセール」その2
さて、スイカの皮はこんな感じで食べるとして、肝心の果肉である。
リコピンたっぷり、トマトよりも多いのだとか。
余談だが、スイカというのは消費量が年々落ちているそうだ。
家計調査によると、20年前の約半分。重量では4kg程度なので、
一家庭一玉食べるか食べないか程度。
都市別にみると、新潟が8kgとダントツらしい。なんでだろ。
そのうちこのあたりのことを調べてみるか。
さて、果肉の下処理から。
まずはみんなで果肉から種を取り出す作業。
1人に任せると残り2人がわらわらと集まってくる。
ケンカしないよーにね、と、お約束して作業委託。
給与は現物支給。
取れた果肉を、火にかける。
水分出てきたら、ハンドミキサーで滑らかにしつつ、煮詰める。
灰汁、のようなものが出るが、掬っていくと段々色が抜けていく。
最終的には濃い茶色になる(すいか糖)らしいが、
せいぜい「スイカピューレ」と呼べる程度にとどめておく。
少しとろりとする程度。
ちょっと甘みが物足りないが、スイカ!って感じはする。
湯煎にかける。適当に砂糖を投入。
ほんとは水あめがいいらしい。
ふやかしたゼラチンを湯煎で溶かす。
ゼラチン量は全量の3~4.5%くらいにしてみる。
溶かしたゼラチンを入れて、火からおろし、
ひたすら泡立てる。
温度高いうちはほとんど泡立たないので、
(ゼラチンの凝固温度は20度以下)
ある程度温度下がってから一気に泡立てたほうがいいのかも。
(あるいは、水あめだと粘度が上がって泡立つのかも)
いずれにしても、気長に泡立てていると、
そのうち白っぽくなる。スイカ色じゃなくなるが、
きれいなオレンジ色なので良しとする。
器に入れて、冷やし固める。
固まったら取り出して切り分ける。
以上。
そんなわけで、「スイカのギモーヴ」の出来上がり。
ほんのりスイカな感じがする。
果肉を入れて固める、なんてのもアリなのかも。
<まとめ>
スイカのギモーヴ
・スイカ1/8カット→果汁220cc(煮詰めた後)
・砂糖とか水あめとか:30gくらい
・ゼラチン:10g(全量の3~4.5%くらい。お好み)